BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 私の転職活動からの経験値 18 2025/10/1

私の転職活動からの経験値 18 2025/10/1

企業の業績が思わしくないと人員削減、リストラが始まります。皆さんご存じかと思いますが一定世代を対象とした希望退職が行われますね。大企業ならば、新聞等のメディアに載せられるでしょう。そうすると同世代の昨日までの仲間がいろいろな方面に転職していきます。転職先が決まると安心するのか、或いはそこまでの苦労で気が抜けてしまうのか、転職先で期待された活躍が出来ない方が結構いらっしゃいます。こんなことがありました。私が転職活動をしているとき、ある案件を紹介され、エージェントを通して申し込んだところ、翌日に早速の返信がありました。応募先曰く、「〇×社(私の最初の会社。訳あってリストラを実行。)出身の方はお断りしている」ということでした。書類審査も、まして面接もなく跳ねられてしまいました。エージェント曰く、「応募先は、〇×社出身の方を採用した実績があるが、期待外れどころか全く話にならないレベルだったので、これ以上、〇×社出身の人は採用しないことに決めた」ということらしい。少し前まで一緒に働いていた人の中に、それほど評価の悪い人がいるとは信じがたいことでしたが、嘘ではないのでしょう。皆さんに言いたいことは、うまく転職が実現しても、そこに入ってからが大変だということです。周りからはお手並み拝見という感じで見られることを自覚してください。評価は、厳しめにされるでしょう。日本の社会は、まだまだ外部の人を区別し、内輪に入れるまで時間がかかります。企業ごとに風土、習慣がありますので、それらに慣れるまで大変だと思います。あなた自身の評価が厳しいだけでなく、一緒に退職した人の道まで塞いでしまうかもしれません。転職活動しているときから、応募先との相性をよく検討することを忘れないで下さい。
私の経験で、一度だけその風土は肌に合わないと感じて辞退したことがあります。最初の会社が、結構緩やかな雰囲気でしたので、私から見てあまりに厳格で硬直的な様子を見て辞退を決めました。採用の二次面接官自らが「うちは厳しいよ」などと言うのですから、これはダメだと思いました。厳しいことに誇りを持ち、他者や部下に厳しく当たることが当然という意識は自分とは合わないと判断しました。
些細なことですが、就業時間、有給取得、ドレスコード、休息時間などについてきちんと確認すべきです。そんなことを聞いたらマイナスではないかという心配をする方もいると思いますが、今時の会社で、そうしたことの質問をマイナスに受け取るような企業だとしたら、こちらから引き下がった方がいいでしょう。何も遠慮することはないのです。

月を選択