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私の転職活動からの経験値 17 2025/8/31

次に皆さんにお伝えしたいことは、転職先の分類です。規模をいえば、基本的に中小規模が中心になります。大企業、有名企業は案件が殆どないと割り切りましょう。そうした所を狙っても時間の無駄です。中小でも、老舗の企業であったり、スタートアップ企業であったりしますが、中高年向けに割と多い案件は、企業内の組織編成、制度規則の整備などの管理部門の職種です。中小規模の企業は、そこの代表者が全てです。それは、老舗でもスタートアップでもそうです。そして成功している企業の場合です。企業がある程度成長すると、それまであまり重きを置いてこなかった管理部門の充実が必要になってきます。そこに、長年のキャリアを持ったあなた方への需要や期待が出てきます。勿論、営業職、企画職、技術職の可能性もありますが、そうした企業ではそうした分野の人材はかかなり揃っている場合が多いと思われます。
よく耳にするのは、上場準備、資金調達、資金管理といった分野です。つまりは、こうした企業は成長する可能性が高いわけですから検討してもいいと思います。留意すべき点は、そこの代表者や創業者のタイプをよく見ることです。そうした人たちは、バイタリティがあり、行動的でワンマンですが、そうしたタイプの人と一緒にやっていけるかよく考えてから最終的な判断をするようにしましょう。あなたも中高年で転職をしようとしているのですから、自意識が高く個性が強いのではないでしょうか。そうした面からもよく考えて進めるようにしましょう。
転職先の分類では、外資系か日系かというチャートがあります。これは、簡単です。キャリアの中で外国語がないのであれば、迷わず日系です。今更外国語スクールに行っても間に合いません。但し、以下のようなポイントがありますので即決しないで考えましょう。
外資系が日本であまりうまくいかなかった大きな要因は、母国語が出来るかどうかで採用してきたからです。こういうことがあったようです。ある業界に外資が乗り込んできました。当然スタッフの採用があります。そのときの採用基準が母国語を放せるか理解できるかという点で決めたそうです。ところが、その業界を経験した人は殆どいないためにいざ開業しても業績はさっぱりだったそうです。つまり社内の意思伝達はスムーズでも、商習慣、勘所などに精通したスタッフが少なくうまく業務が回らなかったそうです。遂には日本市場から撤退ということになった例があるそうです。だから、この頃の外資系は言語ばかりを重視していないようなので、トライする価値はあるかもしれません。社内コミュニケーションのスタッフは必要最小数いればいいわけですから、専門的なキャリアをセールスポイントにしてターゲットにすることは一つの方策です。
逆に、日系で外国語が必要な案件があります。これから海外展開を図るような場合です。この分野は、きちんとした言語力が求められますから、自信がない場合は選択肢から外しましょう。それなりの経験がお持ちであれば、積極的に検討すべきです。こうした分野の人材を育てるのは時間がかかりますので即戦力としてあなた方の力が求められる分野だと思います。

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